ウラメにでた日々

4月から短大生

日々のどうしようもないセイショウドウをつらつらと精神安定の為に小説も書いとるわ

ブーメラン

今日の出来事は?と言えば、お客さんに番号を渡した。

電話番号を書いた名刺を渡した。

 

まあそれは稀に僕がやる戦法だけど、無闇にしているわけではない。

ちゃんと然るべき所を弁えているつもりだ。

今年に入ってから10人目標でなるべくチャンスを捕らえようと頑張ってきた。

でも夏が過ぎて自分の気持ちも落ち着いてただ冷ややかな焦りだけが12月に向けて迫っている。

 

今のところ6人ゲットした。

そのうち店で知り合った人は3人。もちろんデート止まりや連絡が途絶えてしまった人も多い。

人に体を赦すってのはなかなか簡単にいかない。

自分のモチベーションの問題もあるし。

 

8月から9月まではかなり乗っていてチャンスあらば番号を聞き出したりラインを教えてもらったり、Facebookから繋がったりした。

 

(因みに店で知り合った人は全て買う前か買っていない人とセックスをしている。

だからお客さんに手を出してないと自分を言いくるめている。)

 

僕はそのSeptemberLOVEからかなり振られて、一番気に入っていた人からも愛想を尽かされかなり絶望していた。

 

何のためにセックスの目標を立てたのかわからなくなった。

 

今でもハッキリいって目標を見失っている。

 

 

 

でも今日は久しぶりに嬉しかった。

数ヵ月振りにかわいい子が自分を見てくれた気がする。

最初店の前の看板をみて中に入ろうか入らまいか悩んでいるようだった。

 

少しフラフラした感じの二十歳ぐらいの子だった。

僕は警戒を解くために店外の入り口付近を眺めず気づかない振りをして

商品をちょこんと触り入り口を通りすぎた。

 

もちろん聴覚を鋭く光らせ全神経を背後の足音に集中させた。

振り向いたとき上半身の黒い影が入ってきた。

僕は呼吸を整える。

 

僕は接客する前に必ず呼吸を全て吐く。そして彼女(ターゲット)を見るのではなく景色と一体化した彼女を見るようにする。

 

しかし、ずっと気持ちが収まらない。

焦りだ。

2ヶ月もセックスをしていないし、連絡できる人もかなり少なかった。

僕はかなりの間、うつ状態だったから易々と瞬間的にリセットできなかった。

 

彼女はポワーンとした空気を常にだし続けていた。

僕はまず、声を掛けた。

そのくらい仕事だから何の苦もない。

商品説明、質疑応答そんなもの会話でもない。

面白くもくそもない。

 

 

 

俺がやりたいのは彼女がどれくらい俺の眼を合わしてくれて店員でなく人として見てくれるかということ。

 

 

それができなければ会話でもない。

彼女からしたら俺は声のする景色に過ぎない。

 

でも彼女は最初から俺に焦点を合わせていた気がする。

こういうことがたまにある。

 

だからビビる。

 

だって用意してないじゃん。

 

面白いこと言えるテンションじゃない。

 

だって昨日2連休の休みにも関わらず家を出たのは4回。

 

オークションの荷物届け、ウサギの散歩、カフェで漢字の意味調べ、三線教室。

あーあとごみ捨てと洗濯干しか。

 

にしても徒歩10分以内(三線のみ自転車で15分)

 

それ以外は家でメンタリストのDVDか希望の国を見てた。

そして3回おなった。

オナニーに関しては今までの保存してきたエロつべを整理しながら『さとう遥希』で抜いた。

 

そんなに好きじゃなかったけれど見ていると愛想を尽かされ一番好きだった(セックスが好きだった)人に眼やハッキリした性格が似ているからだ。

 

さとう遥希にあってもいないのに性格を決めるのは烏滸がましいが恐らくセックスに対して楽観的だと思う。楽しんでいる。そこに愛や憎、嫉妬を感じない。

その彼女もそうだった。

僕が付き合いたいと結構言ったが(最初はやるために)ぜんぜん見向きもせずに寧ろそういう関係を望んでいなかった。

さっぱりした只の肉体だけを貪り合いたかったみたいだ。

でも僕はだんだん自分がチンポ。棒だけの存在に思えてきて虚しいセックスになっていた。

 

感情があったというか感情を入れたかったんだと思う。

 

 

そんなこんなで接客をしていた。

二十歳だと思った子は27だった。肌がスゴく綺麗で話し方も瑞々しい反応だった。

僕は34だからおっさんだ。でもその子からしたら全然範疇っぽい。

2時くらいに来店したその子と15分くらい話したと思う。商品の話は途中からそっちのけ

 

なんでこんな時間にいるのか?なんの仕事か?どこに住んでいるのか?

色々聞くことはできた。

 

でもうつ生活のためか頭が働かない。

この文章だって全然頭を働かせていないから全く面白くない。

面白いことを言おうと言う気が沸かない。

書だけで精一杯なんだ。

 

いきなりブチキレて唾を相手に掛けまくってる醜さに気づかないで

手当たり次第罵倒しているいじめられっ子豚みたいだ。

 

そんな面白い返しも共感、リアクションもできない俺に対してかなり優しい視線を投げ掛けてくれた。(これは妄想で希望だけど)

 

だから何とか番号をゲットしないと失礼な気がした。

 

 

で、じゃあ飲みに行きましょうかって言った。

 

でもこんな店で誘うなんてダメじゃない?って言われた。

また買いに来るしって言われた。

 

でもその時俺がいなかったらダメじゃん。いついるかわからないじゃん。

 

じゃあ番号だけ教えておくよって名刺に電話番号を書いて渡した。

 

 

 

情けない。こんな下手な誘いかたしかできないのかと自分を悔やんだ。

やっぱり日々修練だ。

誘わなければ誘えなくなる。

誘ったって来るかわからん。

 

実際まだ返事来ないし。

 

もう返事来ないってパターンをいくらでもある。

 

でもデートのプランを勝手にいくつも考えている。

 

デートと言うよりやるためのプラン。その為の自分のモチベーションの作り方。

 

でも十分今日の出会いのお陰でうつ状態から気分を抜け出された。

 

本当に可愛くて素直そうな子だった。感謝する。彼女は今は通販のビールの配送をやっているらしいが7年ぐらい保母さんをしていたらしい。

勝手な優しい女の子という妄想が止まらない。

だから返事も期待してしまう。

でも世の保母さんは結構園児のパパさんとできちゃったりしてんだろーな。

その子もいじめじゃないけど回りの保母さん通しの女性関係で疲れたって言ってたし。

 

 

 

 

えーーーと、なんの為に俺はセックスしたいかって?

 

 

そんなもんオナニーしたくないからに決まってんじゃん。

 

 

誰でもいいって訳じゃない。でもひと目会った時に結構決まっている気がする。

男と女は眼があった時点でセックス対象かどうかを見極める。

少なくとも俺は見極める。

 

目が合わないなら話にもならない。目があっても俺を音の出る風景のままとしか見てもらえてないなら誘わない。

だってその時の俺は風景とBGMだし。

 

 

だから今日はある意味すこーしセックスしたような気分になった。

でもセックスする前のご飯を食べながら眼で犯しあっている時が一番興奮する。

次の展開を常に考え、会話で誤魔化し隙を与える。

どんだけ俺はギラついてんだろうなって客観的に思う。

 

そんな体験が今日の人と出来れば本当に嬉しいのに。