ウラメにでた日々

4月から短大生

日々のどうしようもないセイショウドウをつらつらと精神安定の為に小説も書いとるわ

グラインダー

今セックス終わって駅まで送った。

年上の人は明日仕事で終電が11時20なんちゃらだから、拭き終えて早々に帰り支度をしだした。
別に寂しくない。
だってセックスの間中違う人、違う事考えてたから。

その年上の人は騎乗位でも座位でも激しく動く。
腰をくねらせ八の字を描こうとしたり、アップダウンさせたり頑張る。
まさにグラインダー


でもなんか下手。

まあまあ痛い。
俺はやっぱりチュウしながら悶えさせて、何処が気持ちいいか聞きながら突くのが好きだな。
キスの仕方や身体の反応がエロくなっていき1番つながりを感じる。

やってくれるならフェラがいいけど、セックス好きのフェラじゃないと罪悪感を感じる。
69はあまり匂わないか、本当に好きな匂いが気にならない人しかしない。


グラインダーは少し古い匂いがする。
おばあちゃん家の仏壇近くの匂い。
それはそれで安心するから嫌いじゃないけど69はしたことが無い。



セックスする前にビールを飲んで少し話した。
俺が仕事を辞めようと思っていること、学生になろうと思っていること、淋しいこと、やるだけの相手に見られること。

すごく共感し肯定してくれた。
そして、今日が会うの最後になるかもねと言ってきた。
それは淋しいと言って抱き寄せた。
始まったと思った。
抱き締めてキスを拒まれた。
畳にごろんと倒れ横になり唇を探して、薄く舐めた。
徐々に唇から舌にゆっくり円描きながら侵食した。

さっきの会話でやたら肯定されたのは、ハイハイ分かったから早くやりましょってことなんだと思えた。

ベッドでふにゃふにゃになるまでグラインダーさせられた。
途中身体を弄られてる時もっと犯してくれと思った。

グラインドされてる時は小倉ナナならもっと気持ちいいだろうな、さとう遥希ならもっと気持ちよがるだろうと思った。

最後は脇から腕を通し肩を掴み動けない状態にして奥まで響かせた。そして腹の上に射精した。
ブラとタンクトップを着たままだったから射精の時彼女は少し捲り上げた。



俺はラストスパート前にセックスは所詮セックスだと思った。

セックスは愛とかそんなもんじゃなく、性欲とかでもなく、ただのピストンという摩擦だと思った。


振られた子のことばかり考えている。

俺はセックスの道具でしかない、好きという気持ちも伝えられないのは悲しい。

そんな摩擦マシーンの気持ちを汲み取る人がいないと思うと俺は何の役割もなく精子をばら撒くだけの生物と思うと悲しくなる。
しかも上手くばら撒く事も出来なかった。


3ヶ月振りくらいにセックスしたけどやっぱり虚しい。
肉のついたオナホールにしか思えない。
釣れない相手にメールをしていた方がよっぽど燃えて毎日オナニー出来た。


でもそれはオナニーだから。


本当に好きな人とのセックスは何年もしていない。

そのくらいに好きになるのが怖いんだ。