ウラメにでた日々

4月から短大生

日々のどうしようもないセイショウドウをつらつらと精神安定の為に小説も書いとるわ

社会人の笑顔

さっき接客でみた笑顔

社会人一年生になったら消えてしまう


お客さんの話

きっと大学二年生、つまりハタチくらいの女の子が店にきた。

俺は接客しなかったけれど、最初から
何選んだらいいか分からない、分からないから教えて下さい!
とお客様のお手本のようだった。


羨ましい。


けばけばしくないがミニスカの黒いワンピースで腰にデニムシャツ巻いちゃって、散らした感じのウィッグしちゃって

薄化粧でタレ目ってわかる

あどけないコンプレックスが垣間見られて純朴さが漂う



俺はロリじゃない

でも守備?攻撃範囲は広くハタチから人妻アラフォーまでオッケーだから


その子は反応が凄く良く

事ある毎に笑っていた。


羨ましいと思いながらあんな愛想俺はもう配れないなって悲観した


あの目の前の相手に無理にでも合わせようという同調って


社会人になると消える

自分から諦めるのも多いけど、ほとんどが叱られて強制的に笑わせなくさせる


職場だぞ!仕事舐めてんのか!って

舐めてる訳じゃない

場を和ませる為と相手のことを気遣ってる場合が多い

でも叱られる

ヘラヘラすんなって


どうしたら怒られないだろう、どうしたら目の前の上司が不機嫌にならない様になるだろうって必死に表情を探す。

口を輪ゴムみたいにグニャグニャ動かす

上手く出来ないというか正しい表情が分からなくて泣く

泣いたら許してくれた

1.5倍高い声だしたら許してくれた

後で甘いお菓子あげたら笑ってくれた

泣きそうな声出したら諦めてくれた

そんな勘違いを社会に出ると教えてくれる。

そして若いバイトの時みたいに、にま〜って上目遣いで笑っても許してくれないって覚える


にま〜って笑えなくなる

店員に目を合わせられなくなる

だってそれが礼儀だと社会で教えてくれたから


その女の子の年齢は24歳だった



何⁉︎騙された‼︎